相続時精算課税制度 其の一 背景
「相続時精算課税制度」…ソーゾクジセーサンカゼーセード…ナンデショウコレワ?…相続時精算課税制度はとっても大切な制度です。しっかり勉強しましょう♪
相続時精算課税制度の成り立ちは、比較的最近のコト、平成15年元旦。どういう歴史的背景があったかというと――ちょうどその頃よく聞いたフレーズですね――「消費の拡大」の一環として打ち出されたのでした。…で、なんで相続時精算課税制度が「消費の拡大」に繋がるの…といった疑問が次に湧くかと思います。それを解くカギは、「高齢化社会」です。ソーゾクは、世代間の資産移転です。ついつい貯め込んでしまいがちなモノをヨリ流動的に…と、考えられたのが相続時精算課税制度というワケ。
ちなみに、相続時精算課税制度が成立する前に通用していたのは、「暦年課税制度」です。といっても現在でも、これらのどちらかから自らの資産運用にフィットする方を選ぶことができます。暦年課税というのは、贈与税に関わってくるモノで、1年間に受けた総贈与財産額が課税の対象となります。ここでは、一人頭年間110万円の基礎控除額が設定されていますので…例えば330万円を一人に贈与するのと、3人に分けて贈与するのとでは課税額が大幅に変わってくるワケです。贈与税の額面は「(総贈与額-110万円)×税率-控除額」。税率と控除額は贈与額に応じて変動します。税務署かネット上で確認をば。
では、つづいて相続精算課税制度の内容をみてまいりましょう。